第36回CT画像研究会案内

第36回CT画像研究会プログラム

メインテーマ
『ここは絶対におさえておきたい-逐次近似再構成法と医療被ばくの最前線-』

プログラム

■「核医学における画像再構成法について-FBPと逐次近似法-」
菊池明泰/富士フイルムRIファーマ
■「逐次近似再構成の原理と特徴」
各社(GE,フィリップス,シーメンス,東芝)
■「震災から1年,何ができたか,何ができるか-CTにおけるDIR(dose index registry)の可能性-」
村松禎久/国立国際医療研究センター
■「原発事故から考える医療被ばくのリスクと安全性」
中村仁信/彩都友紘会
●大阪商工会議所  大阪市中央区本町橋2番8号 Tel 06-6944-6268
→→第36回 CT画像研究会のご案内(pdf版) →→第36回 CT画像研究会のご案内(word版)

第36回CT画像研究会を終えて

36回CT画像研究会は、当日の降水確率が60%と比較的高い雨の予報に反し、天気が回復傾向の曇り空の中で開催されました。今回のテーマは「ここは絶対におさえておきたい-逐次近似再構成法と医療被ばくの最前線-」という、話題の2つのテーマより構成いたしました。共に最近の医療情勢を反映した臨床現場に還元できる素晴らしいテーマだと思っています。このテーマで研究会を進めるに当たり、8ヵ月前より始動し講演者の選出と講演依頼の内容の調整などに十分時間をかけました。その成果もあり、今回も沢山の方々に来場していただきありがとうございました。これも、関西のCTに携わる皆様の関心の高さが伺われます。  
東日本大震災から1年、現在でも原子力発電所の事故による放射線の不安やストレスが継続しています。それは、医療現場においても同様です。被検者はCT検査に対して不安を持ちストレスを感じているかもしれません。そこで36回研究会はこのような問題を少しでも払拭できるように、プログラムを構成いたしました。被検者の被曝を管理する、その最前線(CT装置に携わる)にいる私たちが画質を担保し線量を低減できる逐次近似再構成法を正しく理解し使用することが直接的に被検者一人一人の被曝線量を低減できると思っています。また、被曝について正しく理解し知識を深めるために、日本でも屈指の方々に講演を依頼致しました。それぞれ、技師と医師の立場から被曝の考えや取組など放射線を取り扱う私たちにとって現場で役に立つ情報を沢山ご講演していただきました。今回の研究会に参加された方々は、被曝についての問題や知識について少しでも前進できたと思っています。
今後も当研究会のプログラムは「聴講者のリクエスト、及び医療情勢を鋭敏に察知し、柔軟な内容を心掛ける」が理念であります。これからも、CT画像研究会と皆様が共に発展できるように心がけていきたいと思います。ありがとうございました。
第36回CT画像研究会当番幹事  大阪府立成人病センター  松井等

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